今日は”食”について! |
私の小さいときはまだスーパーマーケットが少なく
対面販売の小売店がメインでした
ほんどが量り売りでパックには入っていませんでした
買い物かごをもって買い物に行くのが当たり前でした
それがこの20数年で劇的に変化してしまいました・・・、
買い物かごはエコバッグとよばれ
肉も野菜の魚もパックに詰められ触ることもできません
売り場にプロフェッショナルな方が常駐していないから
食材の知識を得ることもできない、
やっと産地表示は義務化されましたけど
加工品の材料には義務がなかったり・・・
形の無いものが一番危ないのに・・・
自分の商品に誇りをもった職人・商人が居なくなると
商品の差が素人さんにはわかりづらくなります、
そうすると同じものなら安いほうが良いと考えるようになります
ここからがライバル同士の値段の叩きあいになってしまいます
利益を出す為に安い材料・安い人件費を求めるようになります
これが度を越えると去年たくさん発覚した偽装問題になったりします
破棄したものは損益になってしまうので出来る限り使いたい気持ちは
よくわかるし、賞味期限が切れただけの腐っていない商品がもったいないのも
わかります、
でもそれはどんどん売り上げを追求した結果、欲が出たとしか思えません、
もったいないのなら売り切り商売をすればよいのに、
スーパーの閉店間際に行くとお弁当やお惣菜は半額にして売り切ってますが
肉や魚は結構残っているし、
スーパーの場合はお惣菜に加工したりするんでしょうが、
コンビニは賞味期限が切れたらすぐ破棄ですもんね
本当にもったいないと思います、
これももちろんお店側にも問題があると思いますが、
商品があるのが当たり前と思っている消費者側にも問題があると
私は思っています、
やはり需要と供給があるから商売は成り立つし
供給する側はお客様のニーズに応えようとするし、
消費者側も便利で安いものばかり望んできた結果が今日の
食の安全の崩壊なんだと思います、
工業製品のような食品を何の疑問も持たず食して
化学物質いっぱいの加工品を美味しいといって食べてしまう
今の世の中です・・・
スローフードや無農薬野菜にこだわれと言う気は全然ありませんが
形のある食材を料理する、食材に興味を持つ、
そして食べてくれる家族・お客さんに愛情を持つ
このくらいを実践すると日本も世界も良くなると思うし
温暖化やらメタボリックシンドロームやら偽装や色んなことが
良い方向に向かうんじゃないかと思っております、
まぁ今の日本は贅沢すぎですよね。