もうすぐ春ですが。 |
春が近づくと飲食業界では、
メニューの改編だったり、食品メーカーの新商品の発表だったりで、
展示商談会が多く開かれるようになります、
僕も昨日・一昨日と行って参りました、
ウエシマコーヒーの展示会(札幌の食品展示会では最大級)
グランヴァン・セラー(まいど・いまい)のワイン試飲会
自分のお店やテレビでは加工品をほぼ使わないので必要ないように思われる方も
いらっしゃると思いますが、僕の仕事の一つには飲食店のメニュー開発もあります、
現場ですべてを手作りできるところだけはありませんし、
スタッフのスキルだってバラバラな場合もありますので、
必要に応じて加工品も使います、なのでどれが良い商品なのかを把握しておく必要があるんです、
さらに最近は時代の流れなのか技術の進歩なのか、
加工品でも”無添加”のものや、必要以上の加工をしていないものが増えてきました、
その昔は”缶切りコック”という言葉があったくらい加工品はそのまましか使えない商品が多かったのですが
今は飲食業界も成熟して、加工品でも店舗ごとの個性を出せるように
”いじりしろ”を残した商品も多数登場してきました(もちろん旧世代のものも多数あります)
そして、食品展示会で勉強になること、
飲食店舗と違い食品会社には商品開発部門があるということ、
一日中現場で料理を作って余った時間でメニューを考えているのと、
一日中流行をリサーチしてメニューだけを考えているのでは情報量が違います、
今、流行の物はコックさんより食品メーカーの方が詳しいです、
新しいお店や美味しいお店はコックさんよりお客さんの方が詳しいですしね・・・・
(コックさんは一日中現場なので他のお店に行けないんです)
なので飲食業界の流行や傾向を見る上でも展示会は大切なんです、
ワインの試飲会も北海道最大級でした、1000アイテム近くあったのかな?
そんなに飲めるの?って感じですよね、
全部普通に飲んでたら急性アルコール中毒になる量です、
テイスティングの時はもったいですが、口に含んで鼻に香り抜かせて
吐き出して捨てます、もったいない・・、ですが味見なので・・・
それでも1000アイテムは無理なので、
今回はフランスのピノ・ノワールという品種を中心にテイスティングいたしました、
もちろんAO'S DINING用です、
ピノ・ノワールはあの有名な”ロマネ・コンティ”に使われているブドウ品種なのですが
畑・気候・作り手・醸造家によって全く異なる味になります、
同じ村名のワインでもです、
開けるまで味が分からないとお客さんに勧めることもできないので
こういう機会にテイスティングしておかないとなんです、
一本¥3000以上(仕入で)しますからなかなか自腹というのは厳しいので、
というわけで、ジュブレ・シャンベルタンとシャンボール・ミィジニーは余裕が出来たら仕入れようかな?と、
そして、昨日は今年で3年目の参加となる
NPO法人 食の自給ネットワーク の
食育講座のボランティアのミーティングに行って参りました、
今年も第一回目の講師を努めることになりました、
今年のテーマは”本物の味を知ろう”(仮) という感じで
しっかり取っただし と 粉末のだしの素との味比べ とか
天然にがり と 人工にがり で豆腐を作り比べたりとか
全6回で現地学習も含め開講予定です、
小学校3~6年生 のお子さんをお持ちの札幌在住のお母様
興味のある方はお問い合わせください、
24名限定です、
さらにボランティアスタッフも興味のある方いらっしやいましたらお問い合わせください、
老若男女は問わず、(栄養士さんがいるとうれしいですが)
6月~11月のだいたい第3土曜日とミーティングがだいたい第2水曜日で参加出来る方が希望です、
色んな講師の方もお招きしての講座ですので、大人でもとても勉強になります、
興味のある方はとりあえずこのブログにメッセージでも送っていただいても大丈夫です。